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短歌7首による連作です
岡野大嗣
2025.04.01
誰でも
よろこんで桜を見たり写したり もうそこからを始めたいんだ
ひらがなに名を伏す駅にかたことと電車が止まっては語りだす
イヤフォンと呼べばイヤホンから声は川がきらめくように流れる
上流にもっと綺麗な場所がある なくてもいいね ここまでもいい
3月と4月が混ざる図書館の背の高い扉がひらくたび
バスは好き 街がゆっくり動くのを大きな犬のように見せるから
ごみかごに桜の枝がふれそうで 歩みをとめて見ている ふれる
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